Liv world
R town ―赤のまち―
国内で最も南に位置する地区。モンスター達の住む国と隣接している地区でもある。
治安が悪く、犯罪行為や危なげな取引が横行している。孤児も多く、ストリートチルドレンが見られる。
モンスターによる被害が最も多い地域。また、中央政府がある街から最も遠く、犯罪やモンスター被害にも手がまわらないのが現状。
此処に住む住人の中には、お金がなかったり後ろめたい事情があったりでやむなく暮らしているという人も多い。
街のなかでも
ギャングや犯罪組織の巣窟な最も危険な場所・貧困層の住むスラム・モンスターの集まる場所・孤児院や教会の存在する宗教地区・役所や警察のある比較的治安の良い場所……
と細かく分かれているのも特徴。
G town ―緑のまち―
青のまちの中心部に位置する地区。高い壁に町全体が囲まれており、三か所ある門には国家警察の人員が常時三名以上配置されている。
地区内に居を構えるには一定の身分ないし財力が必要であり、区内には政府をはじめとする中枢組織の本部も多く存在する。
国家警察本部もこの地区にあり、国内で一番治安の良い地域である。モンスターによる被害も非常に少ない。
他地区から訪問する際には、各区に設置された役所にて通行許可証を発行する必要があり、前科のあるものは原則通行禁止という非常に厳戒な警備体制がとられている。
娯楽施設が国内で一番多く、煌びやかな光が夜でも消えないまち。緑のまちの地下には、政府に黙認された地下歓楽街が存在し、地上にはない施設も多く存在している。
この地区の出入り口である三か所の門は、全て青のまちとつながっている。
B town ―青のまち―
国内の大部分はこの地区に含まれる。一般の人々が住む居住区をはじめ、様々な店が集まる商業区、教育機関や医療機関の集まる地区や工業区がある。
青のまち内部にはいくつかの役所や警察署が存在し、モンスターへの対応や治安維持が図られている。
まちの中央には緑のまちが存在し、塀で区切られている。緑のまち程ではないが治安は良い方であり、他国との窓口都市として機能している。
赤のまちと繋がる辺りは其方同様治安が悪く、あまり人が近づかない。
様々なリヴリー達に紛れ、見分けがつかないように変装したり変身しているモンスターがいるようで、モンスターによる事件はそこそこ起こっている。
赤のまちほど殺伐としておらず、緑のまちほど煌びやかではないが、のんびりとした空気の流れる優しいまち。